近年の糖尿病研究学の進歩が著しく、また、その範囲も多岐・広範囲にわたっており、現況の学会のみでは1型糖尿病臨床および基礎研究に携わる研究者の相互の交流や情報交換の場として不十分ではないかと感じられる様になってまいりました。 取り分け1型糖尿病は成因として自己免疫、ウイルス感染などの環境因子、遺伝的背景など特殊性があり, また臨床的にもインスリン依存状態の治療、膵臓・膵島移植、再生医療の適応となる分野であり、1型糖尿病としてまとまった研究会の必要性が高まっています。上記理由に鑑み、わが国における1型糖尿病の基礎・臨床研究の推進をはかり1型糖尿病の発症予防や治療法の開発を促進すること、および1型糖尿病における先進医療導入を目的として研究会が2003年10月より発足いたしました。 1型糖尿病に係わる内科および小児科医の会員の皆様のお蔭を持ちまして、毎回、多くの参加者をいただき、活発な意見の交流の場として成熟してまいりました。今後は、1型糖尿病患者さま、あるいは関係者の皆様の情報公開の場として市民公開講座なども手がけてまいります。今後ご興味のある医療関係者には、是非、ご参加いただきますようお願い致します。 |